余裕ってどうやったら持つことができるのだろう?



1つは経験です。
多くの経験を通して、「こうすれば失敗する」「こうすればうまくいく」というのが、わかってくると、今現在や、将来に対する焦りや不安が出てきても、今までの経験を通して「今何をすればいいのか」が、だいたいわかってくる。
もちろん今までの経験では推し量れないこともある訳ですが、そうでない場合は、余裕を持つことができます。
知らないことには、恐れや不安が付きまといます。
予想がつかないことが多ければ多いほど、余裕が持てなくなってしまうのです。
予想が外れることだってもちろんありますが、そんな時も様々な経験があれば、「今度は別の方法でやってみよう」と対策を取ることができますから、余裕を持って対処できるようになります。

2つ目は自立しているかどうか


先程の経験とも重なる部分があるのですが、自分で考えることができ、自分で行動することができると、誰かや何かに頼りすぎることがないので、振り回されることがほとんどありません。
いつ何時、上司から無理難題を言われるかわからない新入社員よりも、自分に裁量権があり実績もある上司の方が余裕を持つことができますよね。
彼の都合に合わせてばかりいる立場だと余裕が持てませんが、都合が合わなければ、自分の趣味を楽しむことができるなら余裕を持つことができます。
これは、依存しすぎていなくて、自立できているから。
「親が何とかしてくれる」「上司が何とかしてくれる」「彼が何とかしてくれる」と、一見余裕がありそうに見える人もいますが、この場合は、親や上司、彼に依存している状態ですから、一度相手が何とかしてくれないとなると、途端に余裕がなくなってしまいます。

3つ目は、助けてもらうことができるかどうか


先程の自立は、自分で考え、自分で行動することですが、一人でできることというのは、限られています。
自分で頑張ってみたけれど、「今の自分の力ではどうしても無理」「自分だけの経験ではどうすることもできない」というときに、自分以外の誰かに助けを求めることができると、「一人じゃないのだ」と余裕を持てます。
行き詰まったときに「○○さんに相談してみよう」と思える人がいたり、一人で何とかしようとばかりするのではなく、家族や友人、仲間と助け合えるかは重要です。
子供の頃は、親や年長の兄弟や、先生などが助けてくれることもあったかもしれませんが、大人になってくると、もちろん親や年上の先輩が助けてくれることもありますが、友人や仲間などの上下関係ではない人たちと、助け合えるかどうかも余裕を持つには大切になってきます。

4つ目は、自分のことを受け入れているかどうか


素晴らしく魅力的だとか、何かもの凄く得意なことがあるとかそう言ったことではなく、「私は、こんな人だからね」と、自分のことを否定したり嫌悪したりしていないということ。
素晴らしい部分も、ちょっと情けない部分も肯定できている。
自分を否定していれば、それを外の世界に投影しますから、「私が私を否定しているように、他の人も私を否定するに違いない」と感じます。
誰かに否定されるかもしれないと思うと、防御しなくてはいけないとなりますから、やらなくてはいけないことがとても多くなり、余裕がなくなってきます。
自分を嫌悪していれば、「私が私を嫌悪しているように、きっと他の人からも嫌われるだろう」と感じます。
嫌われたくはないので、嫌われないために頑張りすぎたり、自分ではない何者かになろうとしたりして余裕がなくなってしまいます。
自分を受け入れることができているというのは、自分を大切にし自分を愛することができているということ。
自分を愛することができている人は、他の人のことも愛することができる。

他にも時間に追われているとか、やることが多すぎるとか、余裕が持てない原因というのはありますが、余裕を持つためには、この4つのポイントが重要ですよね。

大門昌代の出版本large


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